どんな病気? 投球動作を繰り返すことにより肘関節に負担が加わり、痛みが生じます。 改善見込期間:1ヶ月〜3ヶ月(重症の場合、数ヶ月) 病態・原因○肘関節は、「曲げる」「伸ばす」という動きしかできない関節ですが、ボールリリースのときに、肘関節が下がっていたりすると、異常な運動(外反力など)が生じることで痛みが起きます。 ○肘への異常な運動が繰り返されることにより、内側と外側には異なったストレス(負担)が加わります。 ○野球肘では加わるストレスによって痛む部位が異なるため主に内側型と外側型に分かれています。 ○原因としては、①筋肉の柔軟性の低下、②良くない投球フォーム、③投げすぎ、で起きることが多いです。 症状野球肘の症状によって重症度が変わります。中等度損傷、重症の疑いのある方は病院を受診しましょう。 診断 ○問診、視診、レントゲン画像にて、診断します。 ○理学療法士による機能評価を行います。 ○症状が重度の場合、他院に紹介しCTやMRIを検討します。 治療方針評価 ○肘を含めた全身の機能評価 ○フォームチェック 治療 ○肘を含めた上半身(肩・肩甲骨)の柔軟性、筋力の改善 予防 ○体幹・下半身の柔軟性、筋力の改善 ○フォーム指導 重症の場合は専門医に紹介し、リハビリを進めていきます。 治療方針 症例一覧へ戻る